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研修会

12月8日 酒田市土づくり研修会を行いました⑦ 広野地区

「高温・乾燥に打ち勝つための土づくり 儲かる米づくりへ、チャンスは今 ~情報(スマート農業)を利用した「堆肥」利用戦略~」として、広野コミュニティセンターを会場として開催されました。8月から行ってきた本研修も今回で最終回となります。

はじめに「令和の米騒動から考えること」として、高温によって米不足が発生する理由として、稲の開花受精時の35℃以上の高温による不稔、大型のカメムシ(イネカメムシ)の吸汁による不稔の発生に伴う減収、登熟期間の高温(平均気温27℃以上)による白未熟粒・胴割粒の発生による品質低下や、知力低下、還元リスク等によって圃場内の生育・収量のバラツキが大きくなっていることを説明しました。

そこで戦略のひとつとして、登熟期間(出穂期から成熟期)の気象条件(高温、乾燥、日照時間)により高温障害のリスクを評価すること、さらに稲作期間(播種期から成熟期)の気温の評価と生育ステージの評価(前進しているかどうか)により各種作業開始日をチェックして、作業の開始日をそれぞれ決めることなどをお知らせしました。あわせて収穫後の土づくりで還元リスクの軽減を図る方策として、ケイ酸質資材(鉄を有する製鋼スラグ系)の選択をお薦めしました。

最後に、日本における食料安全保障の生命線は水田の生産力と生産者の確保であることとして、農業の主役である皆様に頑張っていただきたい、そのために私たちも力になりたいと考えています、一緒に頑張っていきましょうとエールを送りました。